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渋滞と観光公害によって余儀なく中止となった
表参道並木道の年末のイルミネーションが、今夜八年ぶりに復活した

               akarium

表参道はニュージャージー州のリヴァーヴェール市の次に好きな街
そんなスポットの再挑戦

照明デザイナーは面出薫-メンデカオル  企画には博報堂の名前もある
過去の経験を生かしてか、煌々と煌めくイルミネーションというよりは
ぼんやりと灯りをにじませる、どことなく大人しげな雰囲気が漂う工夫
がなされている

元々日本におけるイルミネーションは
1931年に、銀座の三越デパートが年末商戦の
集客効果を狙って欧米から輸入したものだった

当時見られた奇抜さと華やかさで万人を魅了する時代は終わり、
今は個々人の受け止め方が演出の半分を請け負う風潮がある

それは必ずしもコトバにしなくてもよい千差万別の
気持ちを人は自覚するようになり、それぞれのカスタムメイドな体験に
呼応するような仕掛けと意図がより望まれるようになったからかもしれない

始まりは小さな単体
その集積が特筆される大きな事象を作り出し、やがて
のびのびと大きくなり、世に広まっていく

最初のそれは、そっと開いた両手の中からゆるやかに飛び立つ
蛍の緑黄色の灯りのように淡く、そして小さい

最初のそれは、大きくて凛としたクリスマスツリーの枝先についている、
よく見るとペンキのはがれかけた騎兵隊人形の
オーナメントのように地味で質素

そんな淡くて小さくて地味で質素な工夫ほど、
最も心地のよい演出と意外な安心をもたらしてくれることがあると思う

そんな今日この頃
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by eclipseted | 2006-12-05 23:16 | [場places所]
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