(前章)
28になっても、自分史上初なるものが未だにある
それは、あるかどうかすら確信が持てないものの
暗中模索の末、本当に偶然の重なりで巡り会えたり、
あるいは
一縷(いちる)の望みを持って、ただひたすら
希求してきたものに、ようやくたどり着けたり
するもの
どちらも、巡り会えた結果は変わらない
歩んだ経路が、ひたすらもやもやしていたか、
それとも永久的にとりあえず長かったか
どちらかでしかない
でも
何百回も歩いた、見慣れすぎた交差点を曲がり、
こちらに向かってくるそれに、
不意に鉢合わせた時、
それに気がつけるかどうか
そして、何よりも
今までになかった、身体をビビっとかけぬける確かな感覚
あるいは
今までずっと、身体の中で温めてきた大切な想い
に
自然な形を与えてあげ、乾いた空気をつたって届く
素直な言葉として伝えられるかどうか
鉢合わせた時できることはただそれだけなんだ
miniは流通台数500台前後の、ハードトップを切除、
帆を張り直した、もはや原型をとどめない80年代の混血な名車。
オーナー同様、monte carloラリーのmini全盛期の遺伝子も
継いでいるであろう麒麟児です。
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