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on 大人ごころ
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大人の事情で
怒られたり、
嫌われたり、
巻き時計の歯車のような秩序が、ある日突然歪曲させられたりする、
たくさんの、もやもやとした不条理や、突如現れる落とし穴がある
この世界だから

自分の中にいる子どもの計らいで、
無邪気な心持ちや
底抜けの明るさ
南国の畑に生えるとうきびのようなまっすぐで素直な実直さ
をどれだけまとっていられるかで、
この先どこまで大人でい続けられるかが決まっていく


大人になるだけ自分の中の子どもをよく聞く
そんな大人が大きく伸びる



松本哲郎
# by eclipseted | 2011-10-09 04:27 | [友people達]
on ブロッコリーのような思い出
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先日30になった友達宛のメッセージ内容が
自分でも覚えておきたいことだったりするので書いておく。


__

おめでとう。

人生の第一コーナーを通過しそうですね。
快走中ですか。  徐行中ですか。


歳は、とるほどに時間の経過が速くなるとよく言われます。
4歳の時は一生の1/4、80歳にはそれが人生の1/80になるからという考え方ですね。

だけれど最近聞いたおもしろい話に、
時間の経過はどれだけ時間を密に使うかで決定する、というのがありました。


あるフランスの時間生物研究者が、
なにもない、真っ暗な洞窟にこもり
外部をシャットアウトすることで人体の記憶への影響を調べる実験を行いました。

結果ですが、
刺激も抑揚もない環境下では、記憶同士をつなげるイベントや体験がなくなるせいで、
自身の時間の捉え方がどうやら狂ってしまうようです。

実験はわずか24日間でしたが、
彼の認識では数ヶ月分の時間が流れていた、といことでした。


物事を思い出そうと記憶を手繰っても、手繰る物自体がないせいか「すぐに記憶の終点が訪れてしまう」。
簡単に言うと、時間の経過が早く感じられるようになるみたいです。

記憶が蓄積されることもなく、感覚的にはどんどん歳をとるスピードが加速する。
結果的に、内面だけがが着々と老いていくということですね。



そして同時に、またその逆も然り。

1日24時間を細切れにし、彩り鮮やかな体験や、感情の緊緩を伴わせることで、
記憶はとても頑丈でしっかりとしたバンドとしてつながり合い、結果として頭に残る。

記憶を辿る際には、それぞれの彩り豊かで質量のあるイベントが手繰られ、
もしろん意識の中だけだけれど、豊かな記憶のシリーズは、「時間を伸ばす」ことになる。


ブロッコリーのようなゴリゴリとしたものや
繊維が弛緩した、熟成肉のようにやわらかなもの。

色々な食感のイベントをたくさんたくさん咀嚼しながら毎日を紐といていく。
そんなことができる人こそが、心も頭も満たされながら
人生を永く永く楽しめるのだと思います。


怖じずに控えずに、今日以降もどんどんと
色々なものを経験し、咀嚼して楽しんでください。

それがきっと、三十路の先
若くいつづけることの秘訣のひとつでしょうから。
# by eclipseted | 2011-09-28 21:10 | [発insights想]
on また始めること


「また始めること」

の一番の条件とは、

それまでを
正式に振り返ってよい
と、認められるようになることである。


# by eclipseted | 2011-09-26 14:42 | [発insights想]
on 新しい生活
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一からあらためて始めることに
力と時間をかけるのは
もうそろそろいいかな、と思ってた


それが、いかに
貴重な架け橋となるかを気づかされるまでは


今やりたいのは、
今までをたぐって、そして次を新しくつむぐこと

そしてその次、とは、新しさ、ではなく、
架け橋を渡り、そして上書きされていく今まで、
をたくさん楽しむことだと思ってる


# by eclipseted | 2010-12-06 18:56 | [場places所]
on 鉢合わせた時

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(前章)
28になっても、自分史上初なるものが未だにある


それは、あるかどうかすら確信が持てないものの
暗中模索の末、本当に偶然の重なりで巡り会えたり、
あるいは
一縷(いちる)の望みを持って、ただひたすら
希求してきたものに、ようやくたどり着けたり
するもの


どちらも、巡り会えた結果は変わらない
歩んだ経路が、ひたすらもやもやしていたか、
それとも永久的にとりあえず長かったか
どちらかでしかない


でも
何百回も歩いた、見慣れすぎた交差点を曲がり、
こちらに向かってくるそれに、
不意に鉢合わせた時、
それに気がつけるかどうか

そして、何よりも
今までになかった、身体をビビっとかけぬける確かな感覚
あるいは
今までずっと、身体の中で温めてきた大切な想い

自然な形を与えてあげ、乾いた空気をつたって届く
素直な言葉として伝えられるかどうか


鉢合わせた時できることはただそれだけなんだ



miniは流通台数500台前後の、ハードトップを切除、
帆を張り直した、もはや原型をとどめない80年代の混血な名車。
オーナー同様、monte carloラリーのmini全盛期の遺伝子も
継いでいるであろう麒麟児です。



# by eclipseted | 2010-11-13 09:39 | [懺confession悔]