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on ライバルDad
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開店前に見る白鳥と、平均身長の高い、はとバスツアー外国人。
都会の喧噪が起ききっていない日本一有名な住まいと、
焼きたてもまだ並びきっていないviron。
サーモンピンクとオリーブ色。

母親からメールが。

"どんな週末を過ごしますか?
Dadが行きたいというので、
金、土、日でシカゴに遊びに行ってきます。
じゃあ。"


自分はあらためて父親の子だなと思ってほっとする。
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by eclipseted | 2006-10-29 01:18 | [友people達]
on 201号室のスィッチ
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今週は大分すり減った。

太くなったけれど、細くなった。
詰められたけれど、心地よかった。

01時に家にたどりつき、身にまとった装飾を朝とは逆の順に
一つひとつ脱ぎ捨てていく。自動巻きの時計と
恩田瑠詩の十字ネックレスはトレーへ。カフボタンをはずし、
やっと5着揃ってクリーニングに向かうかごにシャツをそっと置き、
穴5つ分のくせのついたベルトを丸め、丁寧に上着とズボンをかけ直す。

そのまま力なく床にうつ伏せになり、惰性に任せてへろへろと腕立て伏せ。
30回目で一度止まり、45回目で最後の力を絞り出す。
へろへろとうつ伏せる床に顔をつけて目の前のほこりかすや、ベッドの下の
暗い隅っこを見渡す。ほぼ惰性。 
いぐさの乾いた香りは夜中も心地よい。

のろのろと暗い台所を横切って、懸垂バーと握力勝負。
20回目でいつも負けを認めるのが鉄則。
元気があれば逆さにぶら下がって無駄に気持ち悪くなったりするが、
今夜は遠慮する。

シャワー派。
ゆっくりと髪を泡立てて洗い、温かいヴェールを覆いながら
まるで一つずつ点検するかのごとく体パーツを洗っていく。
最初は左腕。最後は腰辺り。

あがって自然乾燥をしながら、ぼーっと床に座り、体の中の
スィッチをぱちんぱちんと、ひとつずつ下ろしていき、
電車で読み始めた江國香織を2,3ページ読めるだけの
スィッチ以外は全部消灯。
そのうち意識をなくして暗闇に落ちるまで。
気づくとまた明日も秋晴れなので。




明日はどこかでポテトのポタージュが飲みたい。
とつぜん。
温かくても冷めててもどちらでもよいけれど、
ゆっくり時間をかけて飲めるものがよい。

決して悪い週ではなかった。
今週は特に22時ぐらいが長かったが、同時に落ち着いた。
毎週そうだが、僕はこうして先週よりも会社を好きになる。

ただ明日のどこかでゆっくりとポタージュが飲みたい。
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by eclipseted | 2006-10-21 02:07 | [懺confession悔]
on 今年のセーター
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出先で見渡すと周りに短パンとポロシャツ姿で遊び歩いているのは
僕だけのような気がしたので、急遽ニット帽かセーターを探すことに。

計画性もなく、旅先で見つけた物を持ち帰るのが昔から好きなので、
予想外のまといものを着て帰ってくるのはさほど珍しくない。

あと毎年セーターがちらほらと気になり始める頃があって、
僕は勝手にセーター解禁日と決めている。実際に
解禁日には迷わずに買っている。
よく失敗も、、する。

よった店は友だちの影響を100%受けて好きになったアニエス・べー(以下b.)と、
店内をぐるりと見渡すと一品か二品は必ず目星いものが見つかる
ユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトン(以下UCB)。
前者ではセーターと帽子しか見ないので、
買い物時間はいたって短いことが多い。

僕の買い物は、店の中をくまなく物色するというより、一度見渡して、
ピコンピコンと360°回ったレーダーにひっかかるモノだけを見て
試着するようなもので、本当に見る物しか見ない。

社会人になってから着る機会が減りそうなセーターが、今日はやたらと
魅力的に見えて着たのが迂闊で、もしかしたらギリシャでは羊3頭分ぐらい
買えてしまうお金を払って、b.では黒いカシミア製のものを買うところだった。
生活水準を高めるのって、習慣になりやすいので常に自己抑制が伴われる。
実際抑制は、、できていない。

*カシミアはカシミール地方の繊維だから、むしろギリシャの羊とはなんら
関係がない

細くてひげの似合う店員の積極的な勧めに身は半分応えながら、いささかリーズナブル志向に
向かいたいがためにb.をあとにする。いや、欲しかったらまた巡り合えるだろうと
思いながら。

続いて後者のUCB。以前見つけたエリマキトカゲのような巨大な
襟がついている、真っ青なセーターが好きだったので少し期待を高めていく。
期待と予想は的中し、店に一点だけ、秋風に心地の良いものがレーダーに
引っかかる。唯一ファスナー銀色が目立ちすぎるかなと思いながらも、
今年の第一着目はこれ、と目星をつける。

僕の見解から言わせてもらうと、UCBは青色の素材をやたらと丁寧に扱っている
きらいがある。もちろんピンクやブラウンなどにも手を抜いていないが、
(そんなことをしたら、ピンク愛好家には大目玉を食らう。ちょうど
何かと取りざたされるUCBのアヴァンギャルドで生理的倫理に触れかねない
広告表現が始終酷評されているのと同じように)
青のヒューには特別な見識と審美眼を持ったやつが管理している
ような気さえする。

「それは、、よし。それは、、あまい。ちがう、もっと藍が必要。だめだ、それじゃ」
などと。

頭の中は遠く離れたイタリアの古い都市、トレヴィゾの郊外の
UCBファブリカのファッションデパートメントの中のある会話が
よぎっては消える。

秋風が気持ちよいので、直に着て帰るために
タグを切ってもらう。
はさみの扱い方は、北イタリアではなく、やはり南青山。

セーター解禁日。
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by eclipseted | 2006-10-15 10:52 | [日daily記調]
on 新書を公園で捨てる
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僕が知っているいいとこ取りには、けっこう思惑通りいかないものが多い。
自由時間 と 可処分所得
安泰 と 冒険
質素 と 贅沢
熟眠 と 考え事
100m14秒 と 42.1951キロ 3時間1分
村上春樹の本 と 新宿御苑


どれも「自分の納得のいく範囲内でのバランス」を
とれることと、とることが条件と得策。
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話は変わって、写真は新宿御苑。
青いビーチタオルを鞄にいれ、新宿駅南口の紀伊国屋で
文庫本を3冊選ぶ。(どうやら雑誌、エスクァイアは在庫がない)

オリーブ、ドライトマト、アーティチョークのオイル漬けと、
高島屋の店員に栓を抜いてもらった、どこかの国の(多分フランスだった)
ロゼと、三種のペースト(マヨネーズ、マスタード、ケチャップ)のチーズ
サンドィッチを持って、イギリス風景式庭園のど真ん中に寝転びに向かう。

数えた雲の数は、2かたまり。
よだれを垂らした子どもからの熱い視線、3回。
白いパンツを履いた若いマダムが、長女と走った回数、8回。

今日の成功したいいとこ取り、2つ。
  赤と白が混ざって生まれたロゼ。
  芝生の緑と空の紺碧が出会う境界線。

もし、今日地球の中心があったとしたら、絶対に
それは新宿区にあったと思う。

PS 帰る時に、1ページも読んでいない村上春樹を一冊、
    食材の入った袋に入れっぱなしのまま、誤って可燃ゴミに捨てた。
    夕方あらためて買い直したそれは、いまは単行本の価値。
    こんなオチも、いいとこ取りの一部。
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by eclipseted | 2006-10-09 00:01 | [場places所]
on 見えたり聞こえたりの朝
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3発の花火がよく響く朝は
運動会の血が未だに騒ぐ


夜更かしの赤目と
白い満月の残した青空は
意外とお似合い

地球が丸く感じられ
いつも見えない青までが
可視光になる気さえする


そして地上の天空、ポジターノの朝はこんなだと思う
目覚めが毎日、あがらない花火
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by eclipseted | 2006-10-08 08:15 | [発insights想]