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on iPodは犠牲?
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僕は動物、だ。
[一気に開花するまでコンマ0.3秒、
眠っていて、あることすら知らなかった
五感が研ぎすまされ、動物的な何かがうなりを
あげ始めるまでの猶予時間]

[序文]
今夜、珍しいお客が部屋を訪れてきた。
エンマコオロギ
(と書きたいところだが、第一そこまで
 大きくて、貫禄もないことは一目瞭然。
 しかしなんとなくだが、ハチ、よりも
 アシナガバチ、とか
 少年、よりも
 わんぱく少年のほうが説明した気に
 なることが多いじゃない?
 ある巨匠曰く、分からないことは
 分からないとして書くのにこしたことないし、
 それは絶対にエンマコオロギでもなんでも
 なかったけれど、小ささ故に
 エンマコオロギの子、としておこう)
だった。
いつもは飛び跳ねるクモが8割型の
常連なので、こいつはレア。

少しでも素足の親指でつつこうと
近づこうものなら、彼はものの見事に
優美な曲線を描いて20cm先まで飛び跳ねる。
遊び半分なこっちの意図と反して、
彼は生存目的、第一線かなんかで、
必死に逃げているんだろうな。

僕が冷蔵庫からキンキンに冷えた、
横浜市の水道水を出そうと立ち上がると、
彼はたずねもしないのに、僕の追跡にでも
逃れるかのように半歩先をピョンピョン
跳ねていく。
どこまで跳ねるのかと思いきや、なんと
そのまま冷蔵庫のしたへ。

。。

そしてどうやら聞き取れる音からすると、
彼は通常可能な「歩行」よりも、
未だに20cmの飛躍を冷蔵庫下で試みているらしく、
ラジエータにパシパシ当たっているではないか。

お前は、痛みとかダメージとか、負わないのか。
生き物ながら。

昆虫博士ではないから、動物の痛みの認識とかについては
分からない。でも生存のために逃亡する身として、
なんらかの犠牲を被っていることは、
多かれ少なかれあるだろうし、実はちょっとあってほしい。

トカゲのしっぽの切断は痛みを伴うのかどうか、
知らないけれど、痛手を負うことは確かだろう。
なぜならまた生え変わるシッポを待つ間は、
少なくとも新たな強敵とは遭遇したくないだろうから。

手足を自由自在に再生できたドラゴンボールのピッコロも、
そうだっただろう。原状回復はできても、
多少なりのエネルギー損失はいなめない。

[本文]
今日、身の毛のよだつ思いをした。
仕事の合間を縫って、Book 1stの雑誌売り場で
立ち読みをしていたときだ。
不特定多数の人が集う雑誌売り場だからこそ、
色んな読者、お客さんがいることは当たり前だ。
(対する自然科学、古典文学売り場は偏見だが、
ある程度のナードの集まりが目に見える)

ふと、斜め右後ろ2mぐらいの位置で妙な動きをとる
男性の姿が視界に入った。
読んでいた雑誌から目を離し、その方向をちらりと、
ではなく、じーぃっと、凝視してしまったのが間違いだった。
相手は180cm、98キロぐらいの恰幅のよい男性。
友達だったら、誕生日にラガーシャツを贈ってあげたい
ような人。
だが明らかに形相がおかしく、
そして明らかに僕は必要以上に見つめすぎてしまった。
2秒。3秒。

外国で育ったこともあって、視線のやりとりが
「よし」とされる習慣が未だに離れない。
もちろんこっちでは「見すぎない」ことも覚えた。
だが、何かが惹き付ける彼の眼球を、まるで
現代美術作品でもあるかのように眺めてしまった。

はたと正当さに欠ける、自分の行動を顧みて振り向いた時には
時既に遅し。じっと見つめる雑誌のページよりも、
斜め右後ろ2mも見えるその視界には、彼のこちらへの
動きが捉えられていた。

次の瞬間、自分の神経がきゅっ、と張りつめるのと同時に、
ぎゅっ、と高まる集中力と聴力が、まさに「聞こえてきた」。
身の毛がよだち、血管の血流が確かなものにさえなった。
意識がぐっと覚醒し、足が僅かに軽やかになると同時に、
上半身になんとも言えない重たさが備わるのを感じた。

これが、危険を察知した時の、動物的本能の働きだ。
そしてこれは、前にDISCOVERYチャネルで見た猫の特性や、
ゴリラの戦闘態勢、同じ種族を守るため、いや、自分の
3分後の生存を確保するための前準備だ。
みなぎってる。
ぼーぉっ、とした人間が
発揮できる力じゃないぞ。これは。
は、そして、なんだか視界がさらに広がった。
左後ろまで、見えるぞ。
モード系の、前髪がちびまる子の彼女が
真剣に読むダイエット本。それ、あんたには効果ないぞ。
そして、肝心の彼の目は、殺意モンモンだ。
見ただけて氷が溶けるほどの熱を身ごもっている。
しかし、どうするんだ。
持ち物が明らかに多すぎる。
身軽でいることが、逃走にも闘争にも有利だ。
しまった。今日はパソコンも持っている。
デジカメも、iPodも、本もさっきモリモリ買ったばかりだ。
何が犠牲になるだろうか。
とっさに飛んでくるのは、最初は右フックか、
それとも一気にみぞおちか。
まずいな。右利きだったとしたら僕は右を向き、
もろに顔面に受けるよりも、左をさらりと向いた方が
ダメージは抑えられるだろうが、さすがに
自分の真後ろは見えない。やり合う時に背を向けるのは
いたって非常識だ。
しまった、シャツ、伸びてほしくないや。
これからまだ一仕事あるというのに。

これでものの0.3秒ぐらいだろう。
そして運命の未知との遭遇。
。。
。。

微動だにせずに、結局雑誌を読み続けたが僕だが、
彼は僕の右後ろを通過して、(多分)
左にでてくるまで4秒、(多分)
気が気でなかったけれど、4秒はかかっていた。
やはり遅すぎる。
半透明な陰が後ろを横切るのをじっと背中が
見つめていた、その間4秒。

結果、何も起こらずに、
当たり前だけれど、ことは終焉を迎えた。
でも間違ってもこちらを未だに左前から凝視しながら
歩んでゆく彼に目を向けることはしなかった。

雑誌の活字はさきほどとは打って変わって、
意味を含有しない象形文字以下の曲線にしか
見えなかったが、それを機に、覚醒が一気に
吹き飛んだ。だらんとした肢部は気づいたら
元に戻っていた。

動物的本能は、善くも悪くもたくさん丸みを帯びた
社会では発揮される機会が少ないはずだ。
でもそれは必ずしも我々が無機質で高等な
人間に進化(退化)していっても、奥底で
じっと眠って、密かに我々に宿っていることには
なんら違いない。
個人的には意外と便利な発見だったけれど、
それは火事場のバカ力的なものでもあり、
究極的逆行や危機、生存が危ぶまれるイベント性のなにかと
直面しないかぎりはおそらく知る術もないだろう。

いささか大げさだったかもしれない。
でもこれでも自分にとってはまだ表現しきれていない
0.3秒がまだまだたくさん残っている。



でも最後に残るのは、これ。

[自分が自分の生命の危機を迎えた時、
自分はコオロギやトカゲのように
果たして何を犠牲にして闘えるのか]
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by eclipseted | 2005-08-28 00:34 | [友people達]
on 3クリック先の隠れミノ
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数日前、もうすでに持て余し尽くした時間までもを
持て余してしまったので、米国一のオークションサイト、
ebayでフラフラすることに。
Arena, Benetton, Omega, Audi, Island, Ogilvy と
近頃気になっているキーワードや商品、値段(Islandなんてのが
その一例。どうやら時として島を売りたがる、そして買いたがるバイヤー
が存在するのだ。「0」がページ上に表示しきれないくらいの価格が、
ヘリコプターのフライオーバーかなにかで撮影された
孤島の上空写真のアイコンのとなりに、まるでふんぞり返っている
ように明記されている。
さらにこの島を買うメリットがキャッチーに記されていて、
"Buy your own Island. Be your own boss? That's so 80"s.
 Be your own king!"
[自分だけの島を買おう。自分がボスになる(自分のビジネスの、要は
独立することの自由さを表してる)?そんなのエイティーズだよ。
自分が王様になっちゃおうよ!] 
と、書かれている。
しかし島を購入したら王様になれるかといったら、
これはまた別の話だと思うのだがな。ちょうどTSUTAYAの
会員になれたとしても、未成年だったらAVはレンタルできない、とか
のように。なんかもっと主要手続きやら、法のかいくぐりとかが
あるのではないか。。)

を手当たり次第探し出し、
検索にかけていった。
するとBenettonのキーワードでヒットしたHOTという
オーデコロンを発見。最近のオークションサイトは至って便利で、
セリが始まる前段階で、入札者がいなければ、ある一定の
提示価格で商品を買うことが出来る。
セリが始まる前の、"BUY NOW" システムだ。

メリットは、その提示価格が定価よりも必ず安いこと。
セリで競うリスクを負わずに、購入できること、である。
ちょうど人間が安泰を求めてパートナーを選ぶのと似ている
気がする。
「彼はかっこよすぎるから、浮気されそう。
 だったらあまりぱっとしないけれど、
 同じぐらい気遣える彼がいいかも。」
あなたが冒険を好むか好まないかでこれはまた変るだろうが、
それは恋愛でも、競売でも共通して言える躍動感とか、
スリルとか、生き甲斐とか、挑戦とかだろう。

それはさておき、僕が見つけたのは、100mL 3.3ozのオーデコロンで、
"BUY NOW"価格が$2.95だった。
香水は家にはいくつかストックがあるし、
今のレパートリーにはおおいに満足している。

ところが破格でものを見つけた時の喜びや、
他の人に先を越されまいとして、ついつい
手を伸ばしてしまう、所有欲のようなものが働き、
"BUY NOW"ボタンをクリック。
さらに2、3立て続けにクリックを重ねて
画面を進んで行くと、購入済み、清算済み
そしてさらには配送済みの表示が。
驚く間もなく、所有欲は満たされる。



ここからが本題のような部分だが、
大人になるにつれて、少しずつ生活の不確定要素が、
自分の選り好みによってどんどん数を減らし、
自分の生活フォーマットができていっている。

何を言いたいかと言うと、すべて、身の回りのものが
自分の好んだ場所に落ち着き、必要な時にそこにあることで
生活を便利にしているということだ。

たとえば先ほどのクリック三つで配送済みが一例。
僕はクレジットカード番号も、配送先住所も、
配送保険加入登録もすでにしてある。
あとは自動清算が華の25日に行われ、
商品が届くのを待つだけだ(現にもう実家には
とどいているらしい)。

多少これらの生活安定は技術によって
支えられている面もあるし、ある程度の
事前登録などが必要。

しかしながら、技術面に頼らない、
生活を便利にしている小細工もある。
例えると、台所のシンクの上からぶらさがっている
包丁だ。包丁の柄の部分に穴があいていて、
それを上のラックに吊るすための、S字形をした
金具が通っている。
実践すると、
梨を食べる時には、それをシンクで洗い、
皮だけ包丁で剥くことになる。
ざらざらの表面を洗った後、目の前にぶら下がっている
包丁を手に取り、さくさく皮だけ削いでいく。
切り終わって(肝心の身までがごっそり
皮とともにもぎとられ、梨がじゃっかん
そのグラマーさを失った後)包丁をそのまま
シンクで水洗いをする。
包丁は拭きもせずに、またシンクの上のラックに
ぶらぶらぶらさがるために、S字形の金具にかけられて
ことは終了する。

僕は弟とともに生活をしているので、弟が
いかように包丁を使って調理するかは分からないが、
少なくとも自分がそれを使う時は、かぎりなく
短くて、無駄がない軌跡を追って包丁は動き、
そして使われていると断言できる。
包丁の毎日の動き、丁重な働きを見せる一生は
ほぼ、予測可能なのだ。


要は何が言いたいかと言うと、生きやすく、
活動しやすくするために、僕らは意識、無意識のうちに
身の回りをかぎりなく自分好みに「登録」しているということ。
パスネットはいつも右のポケットの一番奥に落ち着き,
帰宅した後の時計の定位置は明日の朝まで変ることなく、
サイトは「お気にいり」の最もアクセスしやすい
場所に設定し、
iPodは多少雨風にさらされても、操作のしやすさのために
鞄の外にへばりつかせる。
みんな生活のフォーマットが整っていった結果、
このような形、このような配置に定着していくのだ。

至極当たり前のことのようだが、敢えて言うのも悪くない。
なぜならそれは僕らの生活を楽にする努力であるとともに、
惰性の働きが見え隠れすることを意味するから。

もし今の生活の大部分が変ってしまったら、
クレジットカード番号がかわり、
携帯電話のメモリーが消え、
ポケットに穴が空き、
シンクの上のラックのねじがゆるみ、
地震で本棚が倒れ、かるく何百という
本がめっためたになぎだされ、
「お気に入り」がある時ゴミ箱で完全消去
されていたら。。

それこそ極めて神経を使う頭のギアの回転が、
今一度試される結果を及ぼす。
脳にとってはこの上ない訓練だと思う。
左手でトイレットペーパーをちぎったり、
毎回券売機でおつりの計算をすることも。

だけれど、それが何らかのきっかけによって
すべて一度に失われるよりも、日々少しずつ
自分の安泰を疑問視するべきなんだと思える。

最後に
「多忙は惰性の隠れ蓑」
という名言があるが、書いたことは少し
似通っていると思う。

忙しくしているからこそ、それを理由に
普段問うべき事柄を避けて通り、いかにも
自分がやるべきことをやっているかのように
感じる。 

「登録」することや、「フォーマット」化して
その作業に注力することも、それはそれで
頭を使うし、高等な作業だ。
しかしながらそれを隠れ蓑にすることで
自分が安泰しきった、平穏に身を委ねることほど
危惧されることはない。

"Be your own insurance broker. That's so 00s."だろう。
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by eclipseted | 2005-08-24 09:39 | [発insights想]
on 1.3%以上の勇姿
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街を足早に歩いていると、妊婦(さんをつけるべきか)の
姿が度々目に留まる今日この頃。
ついついお腹周りに気持ち多め分の体重を抱えているだけなのか
なと思いきや、確実に妊娠8,9ヶ月と分かるお腹だったりする。
少子化社会と言われているものの、右手に紀伊国屋の買い物袋と、
左手に麦わら帽子をかぶったやんちゃ坊主(二人!)の手を繋いでいる光景
を見ると、頭の中ではそれは想起されない。

表参道、United Colors of Benettonに入り、秋冬ものの
ウールのいささかちくちくしすぎるセーターを手に取りながら
ふと鏡に目をやると、同じ秋色をしたニット帽を深くかぶりながら
ガールフレンドと、ショッピングという名の至福の一時を過ごす
女性がいる。彼女も8ヶ月ぐらいだろうか。

ざっと暗算をすると、女性の平均出生率が一人あたり、1.288人。
子供を産める、いわゆる適性年層を考えると、若くて18歳ぐらいから
高齢妊婦と言われる35歳までの17年。今は高齢化、晩婚そして
キャリアを積んだ後の女性の妊娠が浸透しつつあるので、35歳では
なく、42歳と考えても、24年。24年には288ヶ月あり、
お腹の中の赤ん坊が成長して目に見える変化が起こるのが、
9ヶ月のうちの最後の3ヶ月と考え、その状態が1.288回
訪れるとする。すると街を歩いていて見かける18歳から42歳
ぐらいの女性が妊婦さんであると見て確認できる確率は1.3%みたいだ。
100人に1人。しかもより幅広い年齢層の女性が歩いていることは
言うまでもないことなので、見かけるか見かけないかだとするとやっぱり
よく目に留まる気がする。

これはおそらく僕がフラフラで歩いている「街」は限りなく偏りを
持った都内の中心地でもあり、何かと流行に魅了されて
訪れる女性の絶対数が多い場所だからかもしれない。
あるいは都内の一等地に居住できるカップル・家族が局地的に
増えているから、これらの場所が「自分の家の庭」になり得る
からかもしれない。
それともマタニティウェアがワードローブの一部になり得るもの
として扱われるようになりはじめているからなのか。
もしかしたら今までは、ごくごく普段から身の回りに見慣れていた
妊婦さんが、やはり無意識のうちに少なくなっているから
目立つようになったのかもしれない。
どれかは分からない。

しかしいずれにせよ、個人的な意見だけれど妊娠している女性を
見ると、とてもしゃんとしていて至極頼もしく見える。
郵便を投函していても、キャラメルフラペチーノを頼んでいても、
「コトラーのマーケティング入門」を立ち読みしていても、
席を譲ってもらって「ありがとうございます」と一言言っていても
みんな背筋がピンと伸びていて、揺らぎない自信を感じさせられる。
それはなんとなく、強い眼差しから伝わる圧倒的な覚悟と、
自分の分身のような命を授かっているこの上ない愛情との
混血によって宿る落ち着きみたいなもの(なのかな)。

それともう一つ見ていて気持ちよいのが、周囲の人間が一瞬だけ
見せる安心した、微笑みにも似た視線。課長にどやされようが、
部活後に10キロ走らされようが、メイクがうまく肌に乗らなかろうが、
はたと気づいた時にみなが見せる、人間らしい表情がすごく新鮮だ。
どんなに我々が人間離れしていっても、みんな原点は一緒。
そしてそれはこれからも変ることはないんだという
確信に自分は少しほっとする。


そんな人々も、そんな妊婦さんも、
人間として立派だし、かっこよい。
ちょっと奮い立たされて、いつもより背筋を
ピンと伸ばしたくなる気分になる今日この頃だ。
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by eclipseted | 2005-08-20 02:24 | [友people達]
on ふと、高校
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NY校の魅力は何ですか? :enquettestart>

NY校の魅力は、小さな社会の大きな家族の一人になれること。
一学年100人前後、4学年しかないのでみんながみんなの
名前を覚えてしまう。それこそ世界中からくる同級生が、
お互いの考え方や性格、特技の違いをしっかりと肌で感じ、
その中で接し合い、そして協力することで深い信頼関係と
繋がりができるから。四年間、限られた範囲で生活を共に
することになるので、お互いに認め合い、尊重し合える家族と
呼べる仲間ができることが一番の魅力である。

ニューヨーク校在学時の一番の思い出をおしえてください。
僕にとっての一番の思い出はやはり部活。授業が終わり、
ユニフォームに着替えて現地の高校生を相手に
ホームフィールドでサッカーをする。アウェー戦の時はいささか
黄色すぎるスクールバスで、多少の緊張感を背負いながらも
最高の試合をすることだけを考えてでかけるところを、
ホーム戦となると自分が毎日走り続ける緑の芝生のフィールドの上で、
自分が毎日一緒に授業を受け、ばか騒ぎをしている同級生に精一杯の
ギャラリーで応援してもらえる。90分が終了し、負けても勝手も
一列に肩を組んで応援してくれた同級生、先輩、後輩、そして
フィールドの端っこにこっそり立つ、授業では物静かな先生にお礼をする。
やがて夕暮れになり、みんなが食堂に夕ご飯を食べに向かった後に、
スパイクやスライディングによって少しばかりくたびれてもまだ
青々しい、午後の喧噪がまるでうそのようなフィールドを
裸足で歩くのが好きだった。後々考えると、学校に通っていた
一番の理由はまさにこれだったかもしれない。

ニューヨーク校を卒業してから、自分がNY校を卒業していて
よかったと思えることはなんですか。

NY校というアイデンティティが誇りに感じられること。
出身校を尋ねられると、同じ塾内進学(内部生)をした人達からも、
「へぇ、NY校なんだね」と、いわゆる特別扱いされることが多々ある。
それは卒業生の数が相対的に少ないにも関わらず、ユニークで
どこか分からないけれど一般の高校とは全く違っていて特殊という
名札を付けさせてもらえるから。
別名:GS グローバルスタンダード  その後
「やっぱりこれだからNY校はすごい」「NY校だからできるんだ」などと
周りから言われるようになるのは自分次第。すでにユニーク
なアイデンティティを、自分の考え方、歩き方によってより自分色に
磨きをかけていけるのがNY校卒業生の特権だと思う。

これからNY校を受ける人にメッセージをお願いします。

[チェック項目]

英語の字幕を読まない人間になりたい
空気が読める人間になりたい
芝生で寝転がるのが好き
ルームメイトと語って寝るのが好き
ちょっと早く大人になりたい
ちょっと早く夏休みに入りたい
日本の流行に敏感でいつづけたい
世の中の流行に敏感でいつづけたい
外の世界で自分の力を挑戦したい
中の世界に戻ってきた時に自分の力を挑戦したい
源頼朝も好きだけれどシェイクスピアも好き
巻き舌もできたいけれどリエゾンもしてみたい
世界中に泊まれる宿をつくりたい
ずっと続く仲間をつくりたい

人が真似できない、一生ものの高校生活をしたい
人が真似できない、一生ものの高校生活をしたい
[いくつあてはまるだろうか]
:enquettefinish>
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by eclipseted | 2005-08-12 09:53 | [場places所]
on bug's life
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序文:ガトリン

世界一って響きは悪くない。
全然悪くないよ、ガトリン君。
昨日の段階で世界で一番速く100mを走れる人間は
アメリカ人のジャスティン・ガトリンとなった。
これって昨日の段階で、彼は1/63億人という確率で
その地位を確実に確立したことになる。
いや、そもそも100m世界一に挑戦できる人の数も
限られているし、
それはさ、確かに世界中の人々が毎日5、6時間、血相を
変えてももあげやタイヤ引き、100mをダッシュ
することに時間を費やせば、ガトリンがその地位に
躍り出れた確率は下がったかもしれない。
しかしなんと言おうが、彼は1/6300000000
に昨日なった。

本文:イマイチ

僕は哲学者でもなんでもないし、なろうと思えばそれは
目をつむり、意識の扉から一歩下がった場所で深々しい
思想を巡らすことができる。
「私はだれ、」みたいな。

しかし僕の本職は哲学者ではない。

けれど、たまにakagi社のガツンとみかんをガリガリと
プール帰りに噛み砕きながら歩いている日など、自分の奇跡さ
にひとたび驚かされるようなことがある。
いや、正確に言うと、
「今現在ガリガリとアイスを口に加えながら、太陽の陽に当たれる
 こと"等の"境遇のよさ」に奇跡さを感じることがある。

そもそも137億年前に銀河系ができ、元素が核反応を起こしながらどんどんと
重元素から成る太陽系のようなものが作り上がったのは、偶然の巡り合わせ
としか言いようがない。
ましてや限りなく小さな誤差も許されることの
ない、地球のような球体や、まるで水や窒素、酸素や二酸化炭素の綿あめの
ような大気が生成されたことも、確率論的に不可能に近いはずだった。

はずだった。
(僕は180cmになるはずだった、みたいに)

それでもまだ奇跡の限界に挑戦しきれていなかったのか、
太陽光によって単細胞動物がひょんなとこから表れ、やがて
それを食す弱肉強食のみじんこちゃんたちの熾烈な争いが
始まり、(超熾烈だった)複雑な代謝を繰り返す動物たちが生まれた。

でもここはまだ序盤。
ふと水中よりも生きやすいかもしれない陸に上がる決意を
必然か偶然か、決意してしまったイタイ子たちがやがて
繁栄することになるのはもう既知である。

"good choice guys,"って感じだったね。

そこから奇跡はまだ続き、天変地異や異常気象などに影響されにくい
常温動物などが生まれ、やがて今日でも小学生達が互いに罵り合う
時のために酷使される「サル、ゴリラ、チンパンジー」達が
うろうろし始める。
そう。勿論絶滅していった、人間になりえる可能性をもった
動物達も他にもいた。

けれど、やっぱり火を起こして正解だったとおもうよ、僕は。

そんなこんなで、アダムとイブは知らないけれど、
互いに羞恥心を覚えたり、やっぱりあの猿人とうちは
ちょっと違うという識別意識が芽生えるようになった。

あっという間にホモサピエンス誕生だったんだよね。
それがいつのまにか、昔離れた海にもう一度、モノの試しに
もどってみる心がけなどによって、イカダのような道具が
発明され、ちょっとずつ頭でっかちになるに従って電気など開発
してしまい、電報や電線はたちまち空を飛んだ。

奇跡はまた奇跡を呼び、車は人力で走る必要がなくなり、
自由電子をビュンビュン飛ばすことで、ものの分子構造を
そのまま えいや、とプルプル振るわし、色々な有機物を変な箱の
中で「チン」して温めることも可能となった。
出版技術や記憶装置が開発され、物理的に見ることの
出来ない電子空間などを考案するほどにも育つことに
なったホモサピエンス。

そんな中で僕は生まれた。
いや、奇跡でしかない。
だって、健康な男性が一生の間、製造する精子の数は
1000000000000~2000000000000コ
と言われる。僕は兄弟が二人だから、
23年前にして、1999999999999を出し抜いて生まれた
生き物だったんだよね。
(妹は1999999999997を出し抜いた)
しかもそれだけじゃない。

2歳の時、もしかしたら蔓延していたインフルエンザにおかされず、
3歳の時、もしかしたらはびこっていた狂犬病持ちの犬にかまれず、
4歳の時、もしかしたらその頃多かった飛行機墜落事故などにまきこまれず、
7歳の時、もしかしたら迷ってしまったウォールマートとかで誘拐されず、
9歳の時、もしかしたら亡くなっていたかもしれない交通事故で亡くならず、
そして23歳の今日、もしかしたら頭痛と脱水症状と睡眠不足とめまいとで
そのまま溺れてしまったかもしれないプールで溺れずにすんだ。

今も生きている。
確率論的に言うと、137億年前に始まった宇宙の事を、今、
こうやって寝る前に顧みることのできる境遇で、奇跡中の奇跡中の奇跡
中のこれを100回くらい続けた奇跡なんだと思えてしょうがない。

しかもそんな奇跡的な自分は、ラッキーなことに「今」がすごく
好きだ。
「今」がいつも一番よい。
そんなのって、滅多にないよね。
だからオンリーワンとか、そういうのにもちょっと関連しているけれど、
自分もきっと1/63億を軽く超越してしまう、
「軽く、やばい」奇跡の一つなんだなと
つくづく思う今日この頃だ。

もう一度、
僕は
「今」がいつも一番よい。
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by eclipseted | 2005-08-09 00:36 | [発insights想]
on 月面の爪と地球の汗
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熱い週末はかならず終わる。
最後の氷のかけらが溶けきるように、
コリンと音を立てて終わろうする。
吐く息はもっぱら塩素で消毒されて
暑い部屋に戻ると大学生臭さが網戸の
編み目からするりと抜ける。

トコロテンとか浸透圧とか
そこらへん。

血中アルコール値は普段より高く
保たれ、普段飲む「美容と健康」の
ための飲酒行為を遥かに勝る。

引きずる頭痛と、ごりごりほぐされた
骨盤の好転反応もあいまって、
部屋と体温の温度差は一段と高まる。


こんな時はこんな想像する。
友達の、月面にあるフットサルコート程の
私有地を。
やがて向かえる夜の空と、
小さなかけらに収まりつつある太陽が、
おりなす冷ややかな真空管の中で、
ちょうど過ごしやすい20℃を通過するのは
何時、何分、
地球が何回回る時なのか。

フロートも氷にフロートしなくなり、
液晶表示は音も立てずに割れ、
膨張をおさえきれないダイエットコーラは華やかにアルミとともに飛び散り、
爪切りの中の爪はかすかな浮遊を続ける。


でもここは月面ではない。
汗は鉛直方向に流れ、
ひぐらしは人生最大の相方を見つける。
反抗期のひまわりはやがて朽ち果て、
トマトのヘタ付近は青くて苦い夕方の味がする。

全てが秒刻みに変化を向かえ、
これが暑い地球の一面ですべて起こりうる。


熱い週末は、熱い月曜日を迎えようとしている。
明日からも合宿です。
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by eclipseted | 2005-08-07 23:47 | [発insights想]
on eternal other
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僕らのリレイションシップ
ギウ゛アンドテイクは永久欠番
いつからこうなったのだ
僕にはわからない

kokokara dokohe
wo men chu nar
where to
ou est-ce que'on va
a nosotros vamos

僕は今、邪悪
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by eclipseted | 2005-08-05 00:42 | [友people達]