カテゴリ:[日daily記調]( 6 )
on 平報
a0016843_11154631.jpg


オリンピック種目、女子マラソンも残すところ1.5kmほど。
このままゼッケン番号#2716、ルーマニアのトメスクが
集団を置き去りにしたままゴールインなるか。
表情は険しく、二時間半たまりにたまった疲労は隠せないものの
腕のフリも足のテンポも非常によさそう。
左手に握りしめた「何か」の正体が最後まで明かされないのが
気になるところだが、なんらかのお守りだろうか。

僕は走る時は極端に体の左右のバランスが崩れる事を
気にするから、何かを持ったままランニングシューズを履いた
まま家を出るなんて論外だけれど。

ちなみに今週は上司及びチームメート6人と共に、
河口湖へ夏期強化合宿へ。
初日は18ホール、二日目は河口湖一周20kmマラソン。
もちろん各々体の状態、今まで溜め込んできたものが
異なる。上司曰く、「身体の構造がもはや違う」。
だから一緒に走ると言ってもポイントを決めて、各自
そこを目指してひたすら走るというもの。

各々ごまかしがきかない、自分だけの苦しみにもだえながら
一歩一歩ゴールを目指すわけだ。
延々と照りつける太陽の下で走る中、昔どこかで見た
夏合宿の風景を思い思いに回想し、
坊主頭の「男の子」に戻りながらひたすら走って来た。


そんなことことを思い出しながら迎える平穏な日曜日の朝。
さて、今日は千駄ヶ谷の50mプールに泳ぎにいくか、それとも
神宮前コースのランにするか。迷う。

写真はパリ、ヴェンドーム広場。
北京市内、マラソンコースの石畳を見ていたら自然と
思い出した一枚だ。
[PR]
by eclipseted | 2008-08-17 11:12 | [日daily記調]
on スタジオでガンダムを撮る
a0016843_23573695.jpg

 
 トラックバックの多そうな題名だこと。
 
 本日は終日撮影。
 撮影は気力と体力勝負なのです。

 一日中スタジオに籠って、カメラマンと
 クライアントとデザイナーがあぁでもない、こぅでもないと
 議論し続けてる中、若い衆は
 場を見守るか、繊細なライティング加減をその都度
 組み直すため動き回るかのどちらかです。

 ちなみに僕は前者しかできません。
 後者の人々はスタジオスタッフなので、カメラマンの
 得てして理解不能な指示を聞き分け、
 こうしろあぁしろの一つひとつに「はい、はい」と
 答えていく訳です。

 いやぁ、忍耐とひたむきさがないと務まりません。
 正直手際よさと対応には脱帽です。

 ところで今日のモデルは、200kg超えの巨体でした。
 毎分68枚の出力が可能な、複合機。
 筐体は本体、オプションのペーパーデッキ、フィニッシャー、
 そしてパンチャーのがったいロボみたいなやつです。
 
 いつもいいなと思ってる、タグホイヤーの自動巻をつけている
 制作会社のおにいさんは、緩やかなカーブを描いて湾曲する
 パネルを見て、「まるっきりガンダムだな」と一言。
 
 ガンダム世代の人は、満場一致でしょう。
 至極長くて苦痛な撮影にも、
 想像力が膨らむ瞬間がちりばめられているのです。

 写真は戸塚のマンション。
 気持ちの涼む一枚は、直感で選択です。
[PR]
by eclipseted | 2007-08-10 00:10 | [日daily記調]
on 金曜夜 EEZを超える

a0016843_2142744.gif


職場で好きな時間帯は、人気が散り始める
21頃だろうか。ビル館内放送で、オートロック開始の
合図やら定時をしらせるチャイムがいくつか鳴り終えた
そんな時間帯。

お世辞にも省エネ施策と言えないぐらい、わずかしか
消灯していない、気持ち薄暗くなった廊下を徘徊しながら
ペプシネックスを買いに歩いたり、上るエレベーター越しに
すれ違う、コートとマフラーをまとった人々を横目に、まるで
あみだくじをたどるかのごとくフラフラしながら
席に戻るのが好き。

一人、また一人。
果たして後何人帰るのを見送れば、自分は残っているマイノリティの
仲間入りできるのだろうか、とか。

人が働く時に休み、休む時に働く。

個人的な王道労働法であり、金曜夜こそがつんと働いただけ
気持ちが安らいでいく。

やがて駅に着き、同じような生活習慣の人々と同じ煌々と輝く
コンビニエンスストアに引き込まれ、ほんのりと照らされたバーや
食事処を横目に来る土曜朝について瞑想を始める。
魂がこもっていない、すっけらかんな表情をしているものの、
この時間が中毒のように好きでたまらない。

先輩は、月給のことを毎月一度注入される麻薬と呼ぶ
僕は、土曜の日付変更時点を、毎週一度超える
EEZと呼ぶ
排他的エッセンシャルゾーン、とか

まだ他の7世帯の電灯が一切点されていないアパートに帰宅し、
ゆっくりとナット・キング・コールをかけながら、うがいをしたり、
いただいた花のトリミングをしたり、本棚の上の方の雑誌の背表紙を
じっと眺めたり

あぁ、死ぬほど眠いけれど寝たくないって気持ち、
50字ぐらいでうまく説明できないかな

おやすみ金曜日
写真は、パリ市内バスティーユ周辺、ヴァージルの部屋からの景色
[PR]
by eclipseted | 2007-03-03 02:14 | [日daily記調]
on 引っ越すので
7時起床。朝食はほわほわの厚切り食パンを
指でちぎってゆっくりいただく。

a0016843_944694.gif


今日は次の引っ越し先を探すために
東急目黒線沿線の、知らない街を散歩。
場所は現勤務場所の田町駅、再来年の移転地赤坂、
クライアント本拠地下丸子、好きな場所表参道からの
距離均衡を考え、少し前から気になっていた不動前に
しぼって出かける。

自分は住環境が変わることにはいささかながらの
ストレスを感じる。初めての土地はそれが一層強い。
よって、新しい家は地図上の孤島のようにさびしくぽつんと
立つのが常で、そこからジョギングをしたり、知らない本屋を
開拓したりしながら、拠点の周りの「味」を知っていく。
まるでアメーバがエサを探しに触手を伸ばしていくのと似ている。

だから今回は、予め街の周りを散歩しておけば最初に痛感する
地図上のぽつんと取り残された感がなくなると考えて散歩。

とかく予定のない、冷たい雨の降る早冬の夕方にはもってこいの過ごし方。
からりと晴れた気持ちのよい日と違い、最強に劣悪な街の一表情を
見ることができるし、そこからはよくなるしかないイメージを想像する
だけでなんだか期待ができる。

予め脳裏に焼き付けたgoogle mapからの周辺上空写真を頼りに、
ぽかりと開けた青い空の(はずの)武蔵小山駅から始まり、
さくら並木道のキレイな(はずの)かぬら坂を降り、
穏やかなあたたかみを放つ(はずの)不動前駅周辺を渡り歩き、
勢いで見せてもらった上品すぎる(はずの)ワンルームの部屋を
案内してもらう。

案内してもらったのは、20年前に漫才コンビを組んでいたような
不動産屋のおっちゃんたち。二人の、どうみても土曜日の夕方とは
言えゆるすぎる雰囲気に同調しあう何かを感じ、おそらく数週間後には
この場で契約書を書いている自分が想像できた。
内覧した部屋にもその同じ温度が。

きっとこのコトバに成り得ない心地よさを、解明するべきインサイトとして
我々はマーケティングにいかさないといけない。第六感マーケティング。

明日も全く窓がない50平米の地下空間付きの
コンクリートの塊を見に行く。

帰りに年に数回会って話を交わす大好きな先輩をらちし、
ラテをおごっていただく。彼は僕が尊敬する数少ない
人間の一人で教員だ。授業中もハートレートモニターを着けるような
いささか気の狂ったような先輩と職場の話、生徒の話、女の子の話、
インドの話、広告の話、トミーリージョーンズの話をして
武蔵小杉駅でお別れをした。

彼と僕とは同い年だが、いつまで経っても敬語で話してしまう。
あらためて、まだまだ当分敬語は抜けそうにない。
[PR]
by eclipseted | 2006-12-09 22:49 | [日daily記調]
on 翌日のはじまり
a0016843_7345518.gif



朝、起きて、走って、
起きて、また、走って、
をする理由なんて、
目の前に、数えきれないほどある
[PR]
by eclipseted | 2006-11-13 07:36 | [日daily記調]
on 今年のセーター
a0016843_11423917.gif

出先で見渡すと周りに短パンとポロシャツ姿で遊び歩いているのは
僕だけのような気がしたので、急遽ニット帽かセーターを探すことに。

計画性もなく、旅先で見つけた物を持ち帰るのが昔から好きなので、
予想外のまといものを着て帰ってくるのはさほど珍しくない。

あと毎年セーターがちらほらと気になり始める頃があって、
僕は勝手にセーター解禁日と決めている。実際に
解禁日には迷わずに買っている。
よく失敗も、、する。

よった店は友だちの影響を100%受けて好きになったアニエス・べー(以下b.)と、
店内をぐるりと見渡すと一品か二品は必ず目星いものが見つかる
ユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトン(以下UCB)。
前者ではセーターと帽子しか見ないので、
買い物時間はいたって短いことが多い。

僕の買い物は、店の中をくまなく物色するというより、一度見渡して、
ピコンピコンと360°回ったレーダーにひっかかるモノだけを見て
試着するようなもので、本当に見る物しか見ない。

社会人になってから着る機会が減りそうなセーターが、今日はやたらと
魅力的に見えて着たのが迂闊で、もしかしたらギリシャでは羊3頭分ぐらい
買えてしまうお金を払って、b.では黒いカシミア製のものを買うところだった。
生活水準を高めるのって、習慣になりやすいので常に自己抑制が伴われる。
実際抑制は、、できていない。

*カシミアはカシミール地方の繊維だから、むしろギリシャの羊とはなんら
関係がない

細くてひげの似合う店員の積極的な勧めに身は半分応えながら、いささかリーズナブル志向に
向かいたいがためにb.をあとにする。いや、欲しかったらまた巡り合えるだろうと
思いながら。

続いて後者のUCB。以前見つけたエリマキトカゲのような巨大な
襟がついている、真っ青なセーターが好きだったので少し期待を高めていく。
期待と予想は的中し、店に一点だけ、秋風に心地の良いものがレーダーに
引っかかる。唯一ファスナー銀色が目立ちすぎるかなと思いながらも、
今年の第一着目はこれ、と目星をつける。

僕の見解から言わせてもらうと、UCBは青色の素材をやたらと丁寧に扱っている
きらいがある。もちろんピンクやブラウンなどにも手を抜いていないが、
(そんなことをしたら、ピンク愛好家には大目玉を食らう。ちょうど
何かと取りざたされるUCBのアヴァンギャルドで生理的倫理に触れかねない
広告表現が始終酷評されているのと同じように)
青のヒューには特別な見識と審美眼を持ったやつが管理している
ような気さえする。

「それは、、よし。それは、、あまい。ちがう、もっと藍が必要。だめだ、それじゃ」
などと。

頭の中は遠く離れたイタリアの古い都市、トレヴィゾの郊外の
UCBファブリカのファッションデパートメントの中のある会話が
よぎっては消える。

秋風が気持ちよいので、直に着て帰るために
タグを切ってもらう。
はさみの扱い方は、北イタリアではなく、やはり南青山。

セーター解禁日。
[PR]
by eclipseted | 2006-10-15 10:52 | [日daily記調]