on 活動後記 6
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コネ、to connect, to contact, connaitre
就職活動で初めてコネの世界を実感した。
コネがある、ない、とは影響力を持つ内部の人
と繋がりがある、ない、というもの。

カンパニーAの取引先にカンパニーBがあったとする。
カンパニーBの社長さんには、B美という娘がいたとする。
B美はカンパニーAに入りたがっている。当然のごとく、
カンパニーBの社長の大切な娘B美を採用すれば、
互いにwin-winな契約が結べるから、カンパニーAにとっては
B美の存在は極めて大きい。

そんじゅそこらのサークルの幹事や30カ国を回ったバックパッカーや
ゼミ代表なんかとはわけが違う。
だから圧倒的にB美の就職動向は周りのコンペティターとは
優位性が異なる。
コネ子B美は、100m走で言うならば80mヘッドスタートを
切っている。自分のような一般人(リクルーターなんて
ものも一切接触ないからね)にとってはまったくわけわかめな
20m走なのだ。だからどうにかしてでも社長の娘という、先天的に
どうしようもなく変更が利かない状況以外で、コネを作るために
必死になる人が絶えないことは言うまでもない。

そして実はコネって簡単に作れるものなのだ。
例えば政治家とのコネ。まったく面識がなくても、
自分はこうこうこういう者です
なんて手紙を書き、大学での研究内容や共感してくれそうな夢などを
淡々と語れば意外と反響があったりするものなのだ。たとえ学生で
あったとしても、キラキラ輝くように見えるものを持っている人は
誰にとっても魅力的なもの。エスペシャリこのご時世自分に興味を
もってもらえて、支持してもらえたら決して悪い気はしない。政治家C。
あわよくばこれだけで、自分とはほど遠い政治界の中でコネができて
しまうことになる。

しかしこんなことを思う僕なんかと同じようなことを考えて、
実際に行動に起こしている学生って、星の数程いることにも
留意しないといけない。同じように政治家Cにはコネ依頼状が
たくさん届くのだ。そしてコネは毎日のように成立する。
コネ発行システムなんかが出来上がってしまっていたら、
同じ「政治家Cとの知り合いコネ」なんて数千もの数がある
可能性だってある。あちゃちゃ。あまり差別化できないコネ
になっちゃったね。

一方で未だにコネ採用というものは企業の採用活動では健在だ。
だってビジネスに効率がよいのだもの。最大結果を生み出す
チャンスだ。企業もなんとかしてよいコネをもった学生と
接触してみたいのはいとも簡単に分かる。

だからコネ枠がある。
200人新卒を募集していたら、100人分はコネ枠かもしれない。
だから一般人の僕らにとっちゃ、その100人分はいい迷惑に
しか過ぎない。不利に見える。だって枠が半分になっちゃったから。
けれど、ここでちょっと考える。
コネをもっていることが判明してしまうと、否が応でも頭数100人分
のコネ枠採用に分類されてしまうんだ。自動的に。
けど上記の通り、コネを持って臨む人は星の数ほどいる。
10000人が政治家C,D,E,F,G,H,I,Jのコネ保持者だとしたら、
10000人が100人のコネ枠で入社しようとしているんだ。
10000人の一般学生がもう一方の100人の一般枠に応募
しているのと同様に。

しかもコネ枠の場合は、そのコネの優位性だけで順序づけがされてしまう。
だから政治家Hのコネなんて、もう書類選考時点できっとはじかれて
しまう。フェアな闘いがそこでできなくなってしまってるんだ。
政治家Hのせいで。コネはちょっとした悪魔のささやきに転じかねないのだよ。
政治家Hのせいで。

長々と書いてしまったけれど、言いたいことは二つしかない。
一つ目は、コネはwin-winビジネスの基本
二つ目は、コネ枠競争は想像以上に熾烈

なんでこれに気が付くまでこんなにも時間がかかったのだろうか

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by eclipseted | 2005-04-29 09:55 | [発insights想]
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