on 活動後記 1
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6帖の僕の部屋はまるで少し成長の時期を遅らせて育った
セミのひからびた抜け殻のように、5ヶ月前の疲れた姿カタチを
未だに留めている。5ヶ月の時間の流れをほうふつとさせ
ないその有様は、まるで中身の人間が毎日持ち帰った疲れのオーラ
とため息の大群を吸収し、自分の代わりにまるで年をとって
くれていたかのように疲弊しているのが分かる。


部屋にありがとう。

あとで換気とファブリーズするから

そんなわけで見方によっては五ヶ月、厳密に言うと二ヶ月半、
体験した就職活動を終えて感じてきたもの、学んできたものを
これから何回かに分けて書き留めておこうかと思う。
きっとこれから先何かのきっかけで、スパゲッティーを茹でる
お湯が沸騰して、びっくり水を入れるコップを不意に探さないと
いけなくなった時のように、考えていたものを頭の引き出しから
すぐにとりだせるようにするために。

活動後記 1
大好きな設計とか、ルーズな日々とかを犠牲にして「とりあえず専念」
してみたjob searchは、実は毎年やってみたいと思う。
(もちろん終わってからこれは言えるものだ)
なぜか。
大きく分けてこの理由は二つある。
まず常に相手に分かりやすく伝える姿勢を意識することができたから。
普段から「わかりにくい」「おちがない」「グローバルスタンダード」
と言われていた自分にとっては、外に向けて自分の意志を伝える訓練
ができたからだ。今まで自分が持っていた銘柄や肩書きなんてものが
一切存在しなくなる初対面の相手とのやりとり。限られた時間
の中で、いかに自分が思って感じていることを、簡潔にスマートに、
そしてたまにはウィッティーに伝えるかが要求された。これは社会に
出たら四六時中体験することなのだろうけれど、自分の名前だけで
自分を売る行為は、ぬくぬくと育ってきた僕には
これまで未曾有のものであった。いかに曖昧な言葉を使わないか。
いかに相手の世界で話を切り出すか。いかに自分の世界の話と
つなげるか。これを丁寧に改めて考えさせられたことがjob search
で身につけられたことだと思っている。

次は言葉にするとフラットだけれど、いかに多種多様な人種がいるか
を知れたこと。12年間、まったく聞いたこともないような国から
来ていた人がいる海外で生活した自分は、正直他の人よりは
少なからず「ちょっと国際的」かななんて自分のことを思っていた。
ところがこの考え方は一瞬にして覆された。
社会にでて働いている人と話をする機会に恵まれ、多かれ少なかれ
異なる業種職種の人と見解を交わすことを体験した。

みんな、ほんとうに、ほんとうに、とっぴで、おもしろいこと、
それぞれ、かんがえてる、のね

とまず感じた。奇想天外な内容は日常茶飯事。自分の心に訴えかける
話し方や想像の域を絶する発想力、寸分の狂いもない論理性や
飽きれるぐらい真似できない楽観的思考。みんな持ち味と個性が
異なっていることが同じ職場一つ、同じ部署一つ、同じ科一つとっても
伝わってくる。(もちろん人の数程この個性っていうものはあるんだけれどね)
けれど人はどこまでも多才で、どこまでも人と違う世界を
必ず持っていること、それを毎瞬間感じることができた。

もう一度、言葉にすると本当にフラットに聞こえかねないこの二つ。
job searchをしてよかったことの筆頭株主達だ。
おそらく勢力図は変らない。
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by eclipseted | 2005-04-20 09:03 | [発insights想]
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